中央地中海通信

マルタ関連書籍の紹介 

マルタ旅行ガイド・滞在記
サビッハマルタ
サビッハ・マルタ 

楽天舎書房/ビッグボーイ 刊 

マルタの日本語ガイドブックならこれが最強!

【現在廃版となっています。Amazonなどで中古本のみ購入できます】
タイトルは、表紙にあるとおり「うるわしきマルタ」の意味です。マルタ語の文法にてらしあわせれば、「マルタ・サビッハ」というほうが正確ですが、かたいことは言いっこなし。

初版発刊以来、唯一といってもいい、マルタに関する総合的な日本語ガイドブックです。
初版も、情報てんこ盛りといってもいい内容でしたが、改訂版では、さらに情報量や写真が増え、地名や用語についての、より現実に即した日本語表記へのすり合せもなされています。執筆陣、編集陣のなみなみならぬ努力がうかがえます。

「サビッハ・マルタ」は
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Buses_kingdom
バスの王国マルタ 

楽天舎書房/ビッグボーイ 刊 

【現在廃版となっています。Amazonなどで中古本のみ購入できます】
「サビッハ・マルタ」とおなじ楽天舎からは、「猫バス」として有名な、マルタバスに視点を据えた、姉妹本「バスの王国マルタ」も発刊されています。主人公は、かわいいマルタバスたちですが、きれいな写真が満載で、眺めてたのしめる本です。

「バスの王国マルタ」は
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「ロンプラMalta & Gozo」は
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Lonely Planet Malta & Gozo 

そこそこ以上の英語のできる人には絶対おすすめ!!

個人旅行者のバイブル「ロンリープラネット」のマルタ編です。
広告掲載がいっさいないため、広告主の意図に左右されることがない公正で、かつ、正確で、お役立ちの情報の特盛ガイドブックです。
読み物としても、楽しいコラムも、たくさん掲載されています。
買い物や、ホテル、飛行機のチェックイン程度以上の英語ができる方には、絶対おすすめです。


マルタ島に魅せられて 地中海の小さな国

 石川 和恵 著  晶文社 刊

著者の石川和恵さんは、高校の養護教諭、いわゆる「保健のセンセイ」です。
精神科医であるご主人の調査にご同行したというかたちで、'94年4月から2年間、マルタに滞在なさいました。

「マルタ島に魅せられて」は、その滞在中のことをつづられたエッセイです。2年間の滞在で得られた体験や情報をうまくまとめておいでで、ウラヅケも丁寧になさってらっしゃいます。
文体も気取ったところがなく、とても読みやすい本です。

あとがきにて、石川さんは、
「ガイドブックではないので旅行者向けの資料としては足りない点があるかと心配していた」
と記しておいでですが、ほとんどが、マルタでの中長期滞在を目指す個人旅行者が、マルタ人のメンタリティーや、その社会を知る足かがりをあらかじめ得るのに最適な本です。
もちろん、最近増えてきたツアー旅行で、マルタを「通過」するかたがたや、当面マルタにおもむかれる予定のないかたがたが、ご覧になっても損はないご本です。

「マルタ島に魅せられて」は
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歴史考古学・歴史物語
神々の世界

UNDERWORLD

グラハム・ハンコック 著  大地舜 訳
小学館 刊

マルタは『プラトンの島(アトランティス)の残響』

先のベストセラー『神々の指紋』では、「世界各地の超古代遺跡は、実は現在いわれているよりも、もっと古い先行文明によるものではないのか」「我々人類は、それら先行文明の大事な記憶を無くしているのではないだろうか」といったテーマで、その証拠と痕跡を求めて、グラハム・ハンコック氏が世界中の遺跡や神話を巡りました。
そして数年、氷河期後期に水没した先行文明の痕跡『アンダーワールド』を求めての、ハンコック氏自身の冒険と探究の書が『神々の世界』です。
本書では、マルタが下巻の第四部にて、大きく取り上げられています。
マルタに行く方、行かれた方、それ以外でも、マルタの古代遺跡にご興味がある方はぜひご覧あれ。

ちなみに、日本版の下巻の表紙の写真は、マルタの海底遺構です。

「神々の世界」上下巻は
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マルタの碑 

日本海軍地中海を制す

秋月達郎 著  祥伝社 刊

なぜ、マルタ島に日本海軍を称える碑があるのか? 

時代は第一次大戦、若き海軍士官たちの青春小説です。

青春小説であるとともに、当時の日本の社会情勢、国際情勢を折り込んで、いかに日本が第一次大戦に関わるようになったのか、なぜ、長駆地中海まで艦隊を派遣することになったのか、そして現代までつながる、当時の科学技術の発展の様子なども描いた情報小説でもあります。

そして、青春小説であるがゆえに、幸福とはいえない時代を背景としたせつない恋......ヴォリームのある本ですが、とにかく一気に読める面白さです。

「神々の世界」上下巻は
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「図説 地中海物語」は
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図説 地中海物語 - 楽園の誕生

デイヴィド・アッテンボロー著 橋爪若子 訳 東洋書林 刊

野生動物に関連した作品で有名な映像作家、デイヴィッド・アッテンボロー氏による、地中海地誌の著作。
地中海の誕生から、周辺の動植物の生態と、時代をおってのその変化、地中海と人間が、お互いにどのように影響しあい、文化文明社会を形作っていったかが記されています。
写真、イラスト、図表も豊富にもちいられて、とても読みやすい本です。
マルタを含めた地中海の理解を深めるにはおすすめです。

フィクション
クリーシィ・シリーズ

A.J.クィネル著

伝説の老傭兵クリーシィが、ゴゾを根拠に活躍する、ポリティカルスリラーの傑作。著者のA.J.クイネル氏も、自身がゴゾに暮らしました。
フィクションですが、マルタ、ゴゾに実在するお店や、人物も多く登場します。
代表作主人公のクリーシィ同様にゴゾの人たちに愛されたクィネル氏は、2005年の夏に、ゴゾのご自宅で永眠なさいました。

燃える男

伝説の傭兵と呼ばれるクリィーシィは、酒に溺れ、あてもなく各地をさまよう日々を過ごしていた。
そんなクリーシィの凍てついた心を開かせたのは、北イタリアでホディーガードの職についたときに、警護した少女ピンタ。
ピンタと友情が確かなものとなった日々がはじまったとき、マフィアの襲撃をうけ、ピンタは誘拐殺害され、クリーシィも重傷を負う。
クリーシィは、ゴゾに知故を頼り、自身の回復につとめつつ、復讐の準備をはじめる。再び心を閉ざしはじめたクリーシィのこころを開かせたのは........

《映画「マイボディーガード」の原作です》

パーフェクト・キル

スコットランド・ロッカビー上空で爆破された、パンナム103便。その犠牲者のなかに、ゴゾで秘かに隠遁生活していた伝説の傭兵クリーシィの妻と娘がいた。
おなじく、妻をこのテロで亡くした米上院議員をスポンサーとして、新たに迎えた養子マイケルを「武器」として鍛え、ふたたび、クリーシィは復讐の準備をはじめる......

前作からの続きとして、クリーシィは、ゴゾのコミュニティに受け入れられ、もはやその一員として生活していた背景があるため、マルタ・ゴゾの詳細な描写がさら増える作品です。

ブルー・リング

南欧で相次ぐ、北欧系の若い女性の失踪事件。背後には、悪魔崇拝カルトを核とする人身売買組織があった。
ゴゾで暮らす伝説の傭兵、クリーシィの「息子」マイケルの実の母親が死亡。その死の床にて、マイケルは、母が自分を孤児院に捨てなければならなかった理由を知る。
ここで、物語は、人身売買組織と、クリーシィ、マイケルがクロスする.......

これまでの作品では、クリーシィ、マイケルは「一匹狼的」であったが、この作品では、ふつうの家庭人であるコペンハーゲンの警官イェンス・イェンセン、クラシック音楽の好きの風変わりなマルセイユのギャング「ふくろう」など、ユニークなキャラクターが、「チーム」として加わるところも、物語のうまみを増しています

ブラック・ホーン

南アフリカのジンバブエで、動物学者とそのガールフレンドが何者かに射殺される。時をほぼ同じくして、香港では、薬学者一家が、三合会(サムホッハイ:香港マフィア)に惨殺されるという事件が起こった。
遠く離れた場所でおきた二つの事件は、漢方で回春薬として重宝される黒サイの角にからむ利権と陰謀で結ばれていた。
シンバブエで動物学者とともに射殺された女性は、「ロッカビー事件」以来のクリーシィのスポンサーにして盟友グレインジャー上院議員の友人の娘であった。上院議員を通じて、真相の究明と報復の依頼をうけたクリーシィは、傭兵として最後に戦争に参加した因縁の国、ジンバブエに飛ぶ。

《「クリーシィ・シリーズ」最終作となった、「地獄からのメッセージ」は、マルタ・ゴゾに関する描写が少ないので、割愛させていただきます》


- 表紙画像使用許諾 -
マルタ島に魅せられて / 晶文社
サビッハマルタ / 楽天舎、ビッグポーイ
神々の世界 / 小学館
マルタの碑 / 詳伝社


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